良識

部長に就任早々、結婚式と言う、おめでたい場に参加させて頂きました。
青年部の仲間としてお招き頂いた訳ですが、自分が祝われる新郎という立場であるのに
「来て頂いてありがとうございました」と
深々と頭を下げていたのを今でも 深く印象に残っています。

その新郎は…
スポーツ委員会 野島泰雄委員長です。
スポーツ委員会は今年度、野球大会の仕切り、練習会の運営、青年部ゴルフコンペの
スポーツ親睦系の事業を一手に引き受けて頂き、見事に成功させて頂きました。

実は、野島委員長には今年度、
会話の中から様々な事をアドバイスして頂きました。
思い返せば、その内容のほとんどが
「この人はこう思うだろうから、こうした方がいいですよ」と言ったものでした。

野島委員長は、常に人の気持ちに対して、とても丁寧で真剣な人間なんです。
その場にいる者全ての気持ちを考え、調和を大切にし、それでいて、
カドを立てずに主張すべき事はハッキリと主張します。

物事の健全な考え方・判断が出来る人は居るようでいて、中々おりません。
正直言いますと、私なんかも結構…そう言った事は苦手でした…

私は野島委員長から良識を教わりました。
良識が無いと、青年部長にとって命取りになりかねません。
日を追うごとに部は孤立し、部の中も人が離れて行ってしまいます。
一つの物事に対して数多くの意見や考え方があり、大勢で議論を重ねる中で、
最終的に一つを選択し判断するのも部長しか出来ない、非常に重要な役割です。
また部長の行動は「青年部という団体の行動そのもの」と言っても過言ではありません。

そういう部長という職務をまっとうする上で、
大勢の部員や様々な人々の気持ちや状況等に配慮した、
判断や行動を行なうには、良識が必要不可欠です。

仮に良識の欠けている部長が居たとしたら、部の衰退を招きます。
ついて来てくれている仲間にも大いに恥をかかせます。

私は、今年度「常に良識あれ」と意識し活動をして参りました。
一つ一つの判断・行動・言動等々…
まぁ正直、実際に出来ていたかどうか仲間に聞くのは、恐くありますが(笑)

野球大会の仕切りには他単会の方が沢山参加します。
青年部ゴルフコンペもOBの方が沢山参加される事業です。
大勢の方に対して良識ある配慮や判断が人一倍出来る野島委員長だからこそ、
成功したのだと思います。
今になって思えば、あの結婚式での丁寧なお礼も野島委員長の良識ある
配慮だったのかもしれません。

また、スポーツ委員会はその担当する事業の特性上、
前半に全ての事業が完了し、後半は手が空いてしまいます。

しかし、野島委員長はそこで休む訳ではなく、
有志事業でスキースノーボードツアーを企画しました。
新座は昔、いくつかの有志事業があったと聞いております。
ただ…10年以上くらい前だったと思います。
ですので、私自身は目にした事がないのですが…

「いつか有志事業でスキーとかやりたいね!」
そうに言う方やそう願う方は、大勢おりました。
私もその一人です。

しかし、実際に行動に移したのは、ここ10年の間では野島委員長が
初めてでははいでしょうか。
結果、参加して頂いた全ての方が「また行きたい」とおっしゃって頂きました。
当然事業として大成功と思います。

しかし、私自身どうしても気になった事が…
後日、野島委員長にその疑問をぶつけました。
どうして有志事業に踏み切ったのか?

そしたら…
「周りの委員長さんが良い事業をしている。それを見て自分も負けてはいられない」
と思ったそうです。
そう思って自分の中で温めていた有志事業を即実行に移したそうです。

もし自分だったら、そう考え、行動に移せただろうか?
野島委員長はただ、良識があるだけじゃない。
とても熱い委員長でもあるんだな…

その時の本音です。
実は感動して少し泣きそうになったのを今でも憶えています。

野島委員長!スポーツ委員会のメンバーの皆様!
この一年間本当にありがとうございました。
皆様の支えがあったからこそです。

そして野島委員長。
来年度も委員長就任との話を聞いております。
どうか、これまで通りの良識と熱さを兼ね備えた、
野島委員長の人柄と能力をいかんなく発揮して、
今よりも更に一回りも二回りでっかい委員長になって下さい。
沢山の後輩にその背中を見せて上げて下さい。

今度は、私も何かアドバイス出来ることあったら、させて頂こうと思います。
邪魔にならぬ程度に…(笑)

本当にありがとうございました。
<m(__)m>

追伸、
結婚式での君にしては珍しい、あの一杯いっぱいだったスピーチ。
いいモノが見れたと思ってます(笑)
一生忘れません(笑)