2015年11月3日(火曜日)の文化の日に『もぐもぐアートフェス』が開催されました。
新座市商工会青年部の社会福祉委員会が企画したこのもぐもぐアートフェスは、同じ新座市に暮らしている障がいのある人と、地域の住人や商工業がつながることを目的に開催されました。
フェス開催にあたり、其田委員長は『障がいのある人達も健常者も同じ市に住んでいるのにほとんど関わりながないんです。それは障がい者のためにもならないんです。』と仰っていました。
実は前日からテントの搬入や会場準備の下準備が始まっていました。暗い中、委員会メンバーから投光機を借りて安全にスムーズに準備ができるようにしたくれた其田さん。準備にも一切手抜きがありません。
音響設備も其田さんが掛けあって借りてきて貰いました。ありがとうございます!
設営準備は青年部だけはなく社会福祉協議会の皆様や障害者を守る会の皆様のご協力があって、これだけの会場を設営することができました。この場を借りて御礼申し上げます。
さて、もぐもぐアートフェスは10時からの始まりましたが、9時半頃からお客様がお越しいただき、10時になるころには、多くのお客様に来て頂けました。
ライブステージは大いに盛り上がりました!
青年部からは女性シンガーの「かさね」さん、自閉症という障がいのある方と、その親御さんによるロックバンド「Out of Tune」さん、「cobito」さんの、三味線やピアニカでの沖縄音楽などで会場を盛り上がりました!
3日。気持ちのいいお天気のなか、「もぐもぐアートフェス」、開催致しました‼︎たくさんの方々にご来場いただきまして、まことにありがとうございました‼︎‼︎そして、開催にあたり、たくさんの方々にご協力いただきました。青年部メン…
Posted by もぐもぐアートフェス on 2015年11月5日
ワークショップでは和紙染め、組みひも、オリジナルハガキ、小さなツリー作りを行いました。
こんな綺麗な和紙ができるんですよ!
実はこれは障がい者が作って売っているモノ。このような作品や小物を作って売っているものを実際に体験してもらうブースだったのです。
こぶしの森の授産製品の紹介
https://www.city.niiza.lg.jp/site/jusanseihinnosyokai/kobucijusanseihin.html
けやきの家の授産製品の紹介
https://www.city.niiza.lg.jp/site/jusanseihinnosyokai/keyakinoiejusanseihinsyokai.html
くるみの木の授産製品の紹介
https://www.city.niiza.lg.jp/site/jusanseihinnosyokai/kuruminokijusanseihinsyokkai.html
チョークアートのコーナーは子どもたちに大人気!
大人から見ると落書きにしか見えないかもしれませんが、そんなことありません。
子どもたちの発想力は無限大です。
駐車場のペイントをキャンバスにひび割れ毎に色を変えて、幻想的な色に。大人じゃできまでんよね?こういう発想。
さて最後に、ボッチャを紹介しましょう。
実は私もボッチャという競技をこの日まで知りませんでした。
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案された
スポーツで、パラリンピックの正式種目です。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、
他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることが
できれば参加できます。
想像しやすいのはカーリングですね。カーリングは目標が固定ですが、ボッチャは最初の目標球がカーリングの目標と同じ役割で、目標球に近くにチームボールを近づけたほうが勝ちというみたいです。目標がカーリングと違い動くし、当てて動かしてもいいみたいです。
これがかなり盛り上がりました。
チームは青年部と障がいのある人とボランティア、施設職員の混成チームです。チーム編成時から気合充分。
ボッチャはこんな感じ。白いボールが目標球です。
これがなかなか難しい。力加減と微妙な方向が違うとかすりもしません。
苦戦する加藤部長。
私自身、あまり障がい者との関わりがなかったので、実際ふれあい、一緒にプレーして分かったことがあります。
それは彼/彼女らは全く私たちと同じということです。何を当たり前をと思うかもしれませんが、触れ合わないと分からないこともあります。
私は今まで少し障がい者と健常者という括りを無意識的に分けていたのでした。
彼/彼女らはボッチャというゲームを通して共に笑い、共に悔しがり、勝ちたい、チームでプレーして楽しんでいました。
どうですか?彼/彼女らの笑顔。ここに障がい者とか健常者とか関係ありません。
ここで、このイベントにも書かれていた「障がいってなんだろう?」という其田委員長が言いたいことが分かった気がしました。
こうしてもぐもぐアートフェスは大盛況のうちに終了しました。
閉会の挨拶には齋藤副部長がこのように申し上げていました。
『青年部の委員会は単年制(一年)を取っている性格上、このもぐもぐアートフェスが来年行われるかどうかは分かりませんが、個人的には来年も続いて欲しいと思っている』
来年も、再来年ももぐもぐアートフェスが開催されますように筆者も心から願っております。