魅力ある青年部づくりと部員拡大!勉強会

8月1日にスタッフ事業による、魅力ある青年部づくりと部員拡大!勉強会が開催されました。

今回は、朝霞市商工会青年部歴代部長、現在埼玉県商工会青年部第一ブロック顧問、小池貴訓氏を講師に迎えて熱い思いで部員拡大の意義を教えて頂きました。

 

青年部に入って

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最初、入部したとき、親の都合で入らされた青年部。
正直、印象は良くなかった・・・
それは、お酒なんで騒いでいる印象しかなかったから。

入部してから、分かったことがある。
それは何をやるにも真剣で、大真面目。
お祭りひとつにとっても安全対策から、ゴミの分別まで、あらゆる点で議論される。

青年部に入る前までは、自分の意見が正しい、世の中馬鹿ばっかだと思っていたが、青年部に入って俺のが馬鹿だったと気付かされた。
それだけ魅力ある人物や活動をしている。

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青年部で学んだことは多い。
経営に必要な勉強、税理の勉強、経営者としての資質の勉強、人間としての勉強。
色々学ぶことができた。
青年部の活動と会社の経営はよく似ている。けれども、違う所もある。

それは失敗できること。

自分の事業で“失敗”すれば、挽回するのには多大な労力や、お金がかかる。

けれども青年部は失敗が許される。
ミスして良いというわけではないが、ミスから学ぶことができる。

ミスをしたら、次回はミスをしないようにすればいい。
それは自分の事業にも活かすことができる。
年間12,000円。こんな安い勉強会が他にあるんでしょうか?

部員を増やすには

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まず、青年部の部員を増やすことが必要あるのか?原点から考える必要がある。
朝霞市商工会青年部は今まで60人程度はいたが、私が部長になったときには36人になっていた。
しかも、その年卒業される方が11名で、来年何もしなければ25名になってしまうところからスタートした。

自分が部員拡大をしなければ、来年は25名スタートになるであろう。
それでいいのか?良い伝統や学べる機会をみすみす潰してしまっていいのか?
そういう想いで、部長に就任したときに、ある宣言をした。

『一年間で部員を30名を集める』

周囲からはできるものか!と言われたが、スタッフや委員長に自分の想いを伝えた。
それが伝わったのか、それぞれが動いてくれたことで、総会前から10人の加入があった。

見ているが、見えていない。

新入部員が20名を超えたころから、集まらなくなった。
リストにあがる人は片っ端から声をかけていたから、もういなくなってしまったのだと感じた。

ところが、何気なく見ていたてテレビ番組がヒントがあった。
そのテレビでは、女性レポーターと松茸狩りの名人のおじいさんが松茸山に入って松茸狩りをする番組であった。

女性レポーターは、『みなさん、松茸を取られていますが、何処に松茸があるんですか』と聞いた。

すると、おじいさんが『何いってんだべ〜。足元にあるでぇね〜か〜』と言ったのだ。

女性レポーターは多分松茸を見ている、見ているが、見えていない。

何か見落としてことがあるんだ。見てるけど、見えていないことがある筈だと、部員の協力のもと、もう一回リストを作り直し、後継者や新たに商売を始めた人にあたった。

結局、一年で31人入部できた。
それだけじゃなく、翌年も翌々年も20人の入部を維持している。

最後に小池氏が語った部員募集の心得を紹介して終わりにしたいと思います。

    • 部員拡大ために必要なことを常に考える。
    • 部員拡大の最も重要なのは行動
    • 部員拡大は継続事業
    • やっぱり最後は経営者としての心
    • アフターフォローは超大切
    • 勉強会のあとの懇親会は最強だ!
    • 事務局は常に入部用紙とボールペンを持ち歩く

最後にこんなことも仰っていました。

部員数を拡大するのに、魔法なんてない。
地道な努力が部員拡大に繋がる。

小池さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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